オフィスの地震対策で、書庫・キャビネットの転倒防止をする方法
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今回はオフィスの地震対策で、書庫・キャビネットの転倒防止をする方法についてご紹介します。
書庫・キャビネットの転倒防止の必要性
地震が頻発する日本において、オフィスの地震対策は欠かすことができません。特に書庫やキャビネットのような重量のある家具は、揺れによって転倒しやすく、従業員に怪我を負わせるだけでなく、避難経路を塞ぐといった二次災害を引き起こす危険性もあります。そのため、これらの家具をしっかりと固定し、転倒を防止することは、オフィスの安全対策として非常に重要です。
近年では、地震対策に対する意識が高まり、多くの企業が家具の転倒防止対策を導入しています。しかしながら、依然として対策が不十分なオフィスも少なくありません。従業員の安全を守り、事業を継続するためにも、書庫やキャビネットの転倒防止は早急に進めるべき対策です。
キャビネットの転倒防止方法
キャビネットや書庫の転倒防止には、いくつかの具体的な方法があります。
壁への固定
最も効果的な方法は、家具を強度のある壁にL字金具などを使用して固定することです。施工が比較的簡単であり、安定性も高いため、多くのオフィスで採用されています。壁への固定をする場合は、事前に壁の強度を確認することで災害時のリスクを軽減することができます。
床への固定
部屋の中央にキャビネットを設置する場合や、周囲に強度のある壁がない場合は、床に固定する方法が適しています。この場合も金具を使用し、しっかりと固定することで安定性を確保します。OAフロアは場合は、OAフロアを貫通させて直床に直接アンカーを打ち込むことをオススメします。
上下連結
積み重ね型のオフィス什器では、上下の家具を連結することで、上部の収納が落下するリスクを抑えることができます。特に背の高い家具では重要な対策です。
左右連結
隣り合う家具同士を連結させることで、全体の安定性を高めることができます。複数のキャビネットを連結することで、転倒のリスクを最小限に抑えることが可能です。
転倒防止を行う際の注意点
オフィス家具の転倒防止を行う際には、いくつかの注意点を理解しておく必要があります。
家具の重量と高さを考慮する
軽量な家具には簡易的な固定で対応できる場合もありますが、重量のある家具や背の高い書庫には、より強固な固定が必要です。家具ごとの特性を考慮し、適切な固定方法を選びましょう。また、重量物はなるべく下段に入れることで、転倒しにくくなります。
設置場所の状況確認
壁や床の材質や強度は固定方法の選定に大きく影響します。例えば、石膏ボードの壁面に重い家具を固定する場合には、下地の補強が不可欠です。設置場所の状況を事前に確認することが重要です。
固定金具の強度確認
固定に使用する金具は、家具の重量に耐えられる強度が求められます。金具の強度が不足していると、地震の揺れによって固定が外れ、家具が転倒する可能性があるため、適切な金具を選定しましょう。
定期的な点検の実施
固定金具は長期間使用していると緩んでしまうことがあります。定期的な点検を行い、緩みが見つかった場合には締め直しを行うことで、安全性を確保し続けることができます。
まとめ
書庫やキャビネットの転倒防止は、オフィスにおける地震対策の中でも最も基本的かつ重要な取り組みです。転倒防止対策を施すことで、従業員の安全を守るだけでなく、避難経路を確保し、二次災害のリスクを抑えることができます。家具の重量や設置場所に応じた適切な固定方法を選び、定期的な点検を行うことで、安心して働けるオフィス環境を実現しましょう。
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